2021年4月14日よりFXのリピート系自動売買のトラリピをスタートさせました。
トラリピは「トラップリピートイフダン」という注文方法の略称で、マネースクエアが提供しています。
FXの売買を指定したレンジ内で繰り返してくれる自動売買システムです。
私はFXの自動売買でアイネット証券のループイフダンをすでに使用しています。同じリピート系のFX自動売買ですが、トラリピはループイフダンよりも細かい設定ができます。
トラリピでまずは豪ドル/NZドル(AUD/NZD)の通貨ペアを20万円で始めました。
次に運用する通貨ペアにNZドル/米ドル(NZD/USD)を選び、元本40万円で2021年5月7日より運用スタートさせました。
そして、トラリピで新しく取引できるようになったユーロポンドの運用を2021年6月25日に開始しました。
今までユーロポンドはループイフダンで運用していましたが、トラリピに移行しました。
ユーロポンド(EUR/GBP)の設定内容と設定方法を紹介します。
通貨ペアをユーロ/ポンドに決めた訳
現在のレートが10年チャートで真ん中より上の位置にいて、売りのスワップポイントが「20円」だから
10年間のユーロポンドの変動値幅は2576pipsです。最安値0.6934、最高値0.9511なので中間値は0.82です。
現在売りスワップがプラスで買いスワップはマイナスになります。
売りスワップは1万通貨あたり「20円」と比較的多くつきます。スワップポイント狙いという訳ではありませんが、長く運用するなら少しでもプラスでついているのは嬉しいものです。
スワップポイントがマイナスの運用はしたくないので、「売り」のみの設定を考えます。
現在のレートは0.857付近なので売りの設定ができます。
レンジ幅が狭いので比較的少ない資金で運用できるから
トラリピを運用するなら、なるべく少ない資金で効率よく利益を積み重ねたいと思います。
そのためには、ある程度レンジの幅が狭く、それなりに値動きのある通貨ペアを選びたいものです。
ユーロポンドは10年間の値幅が2576pipsと比較的狭く、自動売買での運用に向いています。
さくらこのユーロ/ポンド 34万円設定
ここ10年のレンジ幅を参考にレンジ幅0.855~0.935で売りトラリピを設定します。
レンジの上限は0.935にします。ロスカット値は今までの最高値である0.9511まで耐えれるように0.96にしました。
レンジ下限は中間値でいうと0.82ですが、ここ4年ぐらいは最安値が0.82745なので、もう少し上の0.855にしました。
具体的な数値は以下のように設定しました。資金は34万円です。
34万円の資金で、40pips間隔でトラップを仕掛けて21本になります。利確幅はトラップ値幅と同じ0.004です。
利益値幅は変更しても必要資金に影響はありません。お好みで設定すれば良いと思います。利益値幅は設定した後からでも簡単に変更できます。
ロスカット水準を目安に、レートがロスカット水準を超えそうな場合は追加資金の投入や損切りなどの対処をしていかないとロスカットされてしまいます。
ユーロ/ポンド 資金別運用設定
私はユーロ/ポンドの運用を資金34万円で始めましたが、用意できる資金は人それぞれだと思うので資金別の設定内容を表にしました。
トラップ値幅を基準にして、0.001~0.008の幅で考えました。トラップ値幅が狭いほどトラップ本数が多くなるので必要資金が増えます。
利益値幅はお好みで変更OKです。あとから変更もできます。
ただ、ラップ値幅よりも利益値幅を狭くするとポジションを持たない期間ができてしまいます。
資金を増やしたい場合の調整方法
方法1:注文金額を0.1万→0.2万にする。
方法2:トラップ本数を倍にして、1引く。トラップ本数を単純に倍にしても良いのですが、そうするとトラップ値幅が中途半端な数字になります。気にならない場合は単純に倍にすればOKです。
方法3:同じ設定をもう一度設定する。その時、レンジ上限・下限をトラップ値幅の半分上か下のどちらか一方にズラすと最初の設定とポジションが重ならずに買い増しできます。
あとから資金を増やす場合に便利です。
では、次に具体的な設定手順を紹介していきます。
設定の前にまずは口座開設
トラリピを始めるにはマネースクエアでの口座開設が必要です。
口座をお持ちでない方は、まずはこちらの公式HPから口座開設をしましょう。↓
口座を開設が完了したら、マネースクエアFXアプリをダウンロードして必要な資金を入金しましょう。
トラリピ設定手順 ユーロ/ポンド 34万円
ユーロ/ポンドの34万円設定のスマホ(android)での手順を紹介します。
手順1. マネースクエアFXのアプリにログインし、「トラリピ注文」をタップ。
手順2. 新規注文画面で①~⑦の項目に値を入力し、最後に「トラリピのリスクを試算」をタップ。
表で示した数値をそのまま入力すればOKです。
⑧⑨決済トレールとストップロスは設定しないので、何もしなくてOKです。
※「トラリピのリスクを試算」を事前に済ませている場合は、「トラリピのリスクの試算」をタップせずに、手順5に進んで「確認」をタップしてください。
手順3. 注文の内容を確認し、①運用予定額に表の「必要資金」を入力し、②「試算する」をタップ。
手順4. ①「ロスカット水準」を確認します。ロスカット水準が表の値より上ならOKです。確認したら②「閉じる」をタップ。
手順5. 「確認」をタップ。
手順6. 注文内容を確認し、「注文実行」をタップ。
以上で注文は完了です。トラリピ管理表で注文を確認できます。
新規注文はレートが仕掛けたトラップと同じレートなった時に成立します。土日に設定した場合は月曜日に新規注文が成立します。
システム稼働後にすること
トラリピは自動売買なので稼働したら、あとは見守るだけで基本的には何もすることがありません。ただレートがロスカット水準に近づいた時には注意が必要です。
レートがレンジ下限を下回った場合
レンジ下限を下回った場合は特にすることはありません。
今回の設定ならばレートが0.855を下回ると新たにポジションは持ちません。それ以上に下がっていけば持っていたポジションも決済されるのでポジションは0になります。
レンジ内にレートが戻ってくれば再びポジションを持ちます。
レートがロスカット水準に近づいてきた場合
レートがロスカット水準に近づいてきた場合は注意が必要です。今回の場合は0.96です。
レートが0.935より上にいった時点で新たにポジションは持ちませんが、保有中のポジションの含み損は増え証拠金維持率が低下しロスカットされる危険が迫っています。
証拠金維持率が100%を下回らないように、十分な資金の入金か資金に余裕がなければ現在のレートから近いところを損切りしてポジションを減らしてしのぎます。
※スワップポイントに注意
レートが大幅に高騰した場合は安値のポジションを長い期間持ち続けることになるので、スワップポイントに気を付けます。
スワップポイントがプラス又は0ならば利益になるので大丈夫ですが、もしマイナスになってしまった場合はマイナスが積み重なっていくので、損切りをする場合は決済までに時間のかかる安値のポジションから決済していった方が良いです。
トラリピのロスカットは「有効証拠金に対して証拠金維持率が『100%』を下回っていた場合、ロスカットになります。」となっています。「証拠金維持率」が100%を下回らないように十分に注意しましょう。
さいごに
トラリピのユーロ/ポンドの設定を詳しく紹介しました。
外貨同士の組み合わせはFX初心者にはなかなか馴染みがない通貨ペアかもしれませんが、トラリピは最初にしっかりした設定をすれば外貨同士でも日本円絡みの通貨ペアと運用は同じです。
トラリピは設定さえしてしまえば、あとは基本的にほったらかしで大丈夫な運用システムなので時間を気にせず簡単に資産運用できます。
■口座開設のご案内■
トラリピを始めるにはマネースクエアでの口座開設が必要です。口座開設はこちらの公式HPからどうぞ↓
豪ドル/NZDドルの設定はこちらの記事で詳しく紹介しています↓
NZドル/米ドルの設定はこちらの記事で詳しく紹介しています↓
カナダドル/円の設定はこちらの記事で詳しく紹介しています↓
全通貨ペアについて考えてみました↓
トラリピにするかループイフダンにするか迷っている方はこちらの記事で比較しています↓
最新の設定と実績は毎週【運用実績】で公開しています。↓